南スペイン、南房総での、おだやかな田舎暮らし「イシイタカシの世界」 初めての方はこちらからどうぞ TOP
田舎暮らし/フェレイローラ村について
フェレイローラ村
アンダルシア州政府のグラナダ県にあります。有名なアルハンブラ宮殿があるグラナダの南方に聳えるシエラネバダ山脈の南面、地中海を遥かかなたに臨むアルプハーラ地方には白い小さな集落が散在している。山頂の雪解け水を集めて流れるトレベレス川の深い渓谷にせりだした馬の背を囲む段々畑の中心にある。サンタクルス教会の尖塔がどこからでも見渡せる小さな村だ。市民戦争のころ村には400人以上の村人がいた。しかし、農業の機械化は村の経済を直撃し過疎化していった。村人の数は十分の一に減ってしまったが、そこに現れたのがマドリッドなどの都会人と外国人だった。スペインでは珍しい水の豊富な村、太陽と自然に憧れて集まってきたのだ。今ではイギリス人、ドイツ人、フランス人、イタリア人、デンマーク人、ベルギー人、オーストラリア人、日本人、そしてスペインの都会からきた新しい住人たちである。
フェレイローラ村全景
サンタクルス教会のまえにある広場
広場にある泉は村人と家畜のための2ヶ所が並んでいる
小生宅でのバーベキューフィエスタ
ゲストハウスとアトリエ
20人近くが楽しめるカウンター
友人たちとお寿司フィエスタ
アトリエからは山並みが望める
村での生活
村の目覚めは一杯のオレンジジュースで始まる。贅沢な話でミックスオレンジジュースなのだがすべて柑橘類を合わせる。たまには産地の違うもの、グレープフルーツ、蜜柑、レモンをその日の調子でブレンドする。疲れが取れなければレモンを多く、自分に優しくなりたいときはオレンジをと楽しい朝の儀式なのだ。そして百本近い果樹の面倒をみに畑に向かう。何種類ものサクランボ、リンゴ、柿など、アンズ、スモモ、ネクタリン、洋ナシ、和ナシ、梅、アセロラ、カリン、ブドウ、イチジク、桑の実、ヤマモモ、胡桃、ハシバミ、アーモンド、そしてオリーブの樹々などが植えられている。2時間ほど手入れをしたらスタジオに向かい絵を描く。ご飯は玄米と野菜を食べるよう心がけているが、好物は羊肉、チーズ、鰻とこってりしたものも好きで、思ったようにはいかないのだが・・・。酒はやはりワインになります。村の時間はたおやかに流れている。
居酒屋談義
毎日のようにスコットランド人のジョンが夕方になるとお茶を飲みにくる。世間話をしているのだが、そのまま隣村にある居酒屋に連れ立つこともある。居酒屋アルヒーベのアントニオとの会話、アルゼンチン人のカルロスの居酒屋モラルナのどちらかで杯を重ねる。一杯ずつにかならずつまみがつくから、何杯か飲むともうお腹もいっぱいになる。友人たちが加わり終わりなき討論会になり夜が更けていくこともある。支払いは割り勘というものがない、誰かが払っていく。
よく訪れる居酒屋フラグアの主人ミゲル
生ハム料理3品
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